これはDeep Sorrow5の続きです。
ハボック、今回暴走(?)気味です。
「中尉、もう一度…大佐に会いに行きませんか?」
執務室で書類の決裁をしていたリザの元へ来たのは、フュリーだった。
眉を下げて、困った表情をしている。
「……フュリー曹長?」
「今の中尉は、見てられません。最近、睡眠をとっていらっしゃらないのでしょう?」
フュリーの言葉に、リザは思わず言葉を濁す。 確かに最近は充分に睡眠をとっていない。 だが、必要な分はとっているつもりだった。
「そんな事ないわよ。ただ、仕事が溜まって行けないだけよ?」
苦笑するリザに、フュリーはますます困った表情になる。
「……それにね」
「はい?」
「自然に戻るまで待つって決めたの」
「中尉…」
強いんですね
口に出しそうになったフュリーだが、あえて何も言わず口を閉ざす。
「この3年間、ずっと待ち続けたから…やっと見つけ出せたから、それだけで充分よ。これ以上は欲、言えないし…」
微笑んでいるつもりだろうが、苦笑している。 本当にリザは、それで満足しているのだろうか?
「中尉……」
「中尉っ! 大佐の所に行きますよ」
フュリーの言葉を遮って、執務室へ入室したのはハボック。
リザとフュリーは驚いた表情で、ハボックに視線を送った。
「ハボック少尉…」
呆れたリザの声。しかし、ハボックはそれをものとせず、とびっきりの笑顔を向けて、リザの腕を引っ張った。
「ちょっ、ハボック少尉っ!?」
リザの有無を言わせず、強制連行した。
「今、裏に車用意してますから」
「そういう事では…」
「……大佐に会いに行くんすよ」
何を言っても、無駄だと悟り、リザは大人しく連行された。
裏にでると、無理矢理車の中に押し込まれた。 リザはこっそりため息をついて、ハボックを恨めしく睨んだ。
「こうでもしないと、会いに行かないと思ったんすよ」
リザの視線に気付き、ハボックは苦笑しながら、タバコに火をつけた。
確かにハボックの言う通りなのだが…。
場所は東方司令部。
軍用品を、そこら辺の道端に停める訳にはいかなかった。
車か降りようとするリザの手を掴み、遮った。
「ハボック少尉? どうかしたの」
「もしも…もし、大佐の記憶が戻らなかったら……」
ハボックの震える声、まっすぐに見つめる視線。
「…………」
「大佐の事は諦めて、俺と付き合ってください…」
「え…ハボック、少尉?」
大きく見開き、言葉を紡げずにいた。 身体が震えて、強張っているのがわかる。
「あ、すいません…でも、俺は本気っすから」
手を離しても尚、まっすぐ見据えるハボック。
「……大佐の所に行きましょうか」
やっと言葉に出来たものは、ハボックにとっては、辛く拒絶されたようなものだった。 だが、ハボック自身焦っているわけではないから、いつものあどけない表情で受け答えしていた。
アトガキ
ハボック、暴走しすぎですよ。 まさか、こんなに早く告ってしまうとは…
いや、まぁいいか(笑)
ロイアイ←ハボでした…。
余談ですが、これはケータイからアップしました★
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