クライマックス間近のDeepシリーズでっす。
今回、いつもに増して、リザちゃんピンチですよぉ;
マスタング大佐殿に一言(笑)
さっさと記憶戻しやがれっ!!
と、伝えたいです…。
「ここで降ろして」
場所が場所なので、リザは軍用車で目的地まで、送ってもらった。
降りると、司令部へ戻るように伝えた。
銃を構えながら、工場の中へ入って行った。
薄暗く、水滴が落ちる音だけが聞こえる。
「俺はマスタング大佐だけ、来るように言ったはずだ」
不意に聞こえた声に、リザは銃を向けて、視線を送った。
数人の部下を慕えた男が、エリシアの腕を引っ張っている。 涙で腫れたエリシアの顔は、いつものような笑顔は見る影っもない。
「エリシアちゃんを離しなさい」
静かに怒りを込めるリザ。 その声にエリシアは、笑顔をつくった。
「こっちの質問が先だ。マスタング大佐はどうした?」
怒りをあらわに男は、リザに問う。
「死んだわ。三年前の事故で…」
嘘は言っていない。記憶を無くしたロイは、死んだも同然だから。 それに今は軍に在籍していない。
リザの瞳は嘘を言っていない。それを真実だと知ると、階段を降りてリザに近寄る。
「だったら、貴様は奴の何だっ!?」
「私は…大佐の、いえ。准将の副官だった者」
「それで自分を身代わりにして、このガキを返せと? たかが副官ごときに、このガキは……」
「私が、彼の…ロイ・マスタングの女だとしても?」
静か発するリザに、男は驚いた表情を浮かべた。 そして薄気味悪い笑みを浮かべ、リザの頬に触れた。
「……名前は?」
「リザ・ホークアイ」
抑揚のない声。
触る手を欝陶しくみつめるが、嫌悪感を出さずに。
「信じてやろう。このガキの代わりに、お前を可愛がってやる」
エリシアを離し、リザの唇を奪った。
「リザお姉ちゃんっ!!」
泣き叫ぶエリシアに、リザは優しく微笑む。 視線を扉に向けた。
――逃げて…
戸惑うエリシア。だが、リザは言葉なく、逃げるように足す。
エリシアは頷き、その場から逃げた。
「さて、色々情報を聞き出したい」
相変わらず薄気味悪い笑みを浮かべた男は、リザの肩を抱き階段を上がった。
「メディオンさんっ!!」
先程と変わらず庭で、娘と遊んでいたメディオンは、ハボックに視線を向けて、人懐っこい笑みを浮かべた。
「少尉さん、息を切らして…何かあったんですか?」
ハボックのただならぬ様子を見て、何かあった事を悟るメディオン。 暢気な彼に怒鳴りたくなる衝動を押さえ、口を開いた。
「中尉が…今一人で、誘拐犯の所へ乗り込んでます」
震える声。 メディオンは大きく目を見開き、持っていたボールを落とした。
「今、あんたの力が必要なんすよっ!!」
メディオンの腕を掴み、揺さぶるハボック。 しかしメディオンは困惑するだけで、口を開かない。
「中尉は、あんたの身代わりで一人で乗り込んでるんだっ!! あんたの親友だったマース・ヒューズ准将の子供を助ける為に…一人で…闘ってるんですよ」
「少尉さん…」
「それに、中尉は…彼女はまだ、あんたの事…好きなんすよ。未だに忘れられなくて、囚われてるんだよ…」
だんだんと小さくなる声。 だが、掴んでいる手は強さを増す。
「ハボック少尉っ!!」
背後から聞こえた声に、それがファルマンだと知る。 隣にはブレダもいた。
「あの子は?」
振り返るハボックに、ブレダは「保護した」とだけ伝えた。
「な、何をやっているんですかっ!?」
家の中から出て来たエナに、ハボックはため息をついた。視線をメディオンに戻すと、辛そうな、苦しそうな表情で詰め寄る。
「今、あんたの力が必要なんすよ…彼女を助けてやってくれよ…」
「彼女を…私が?」
「あんたじゃなきゃいけないんだよっ!!」
「私には…無理だ。そんな力は、ない」
その言葉に、ハボックの怒りは限界を切った。リザから預かった発火布を握りしめ、その拳でメディオンの顔を殴った。
倒れ込むメディオンに、エナが近寄りハボックを睨み付けた。 それをものともせず、メディオンに視線を向けたまま、発火布を投げた。
「あんたの口から、そんな言葉は聞きたくない。本当の無能になっちまったしな…」
怒りを押さえきれずにいるが、その中には悲しみも含まれていた。
「あなた、大丈夫?」
メディオンを心配するエナ。 だが、視線を合わせず発火布を見つめた。
「…………」
「あなた…」
メディオンは立ち上がり、ハボックの肩を掴んだ。
「何から聞き出そうか?」
薄気味悪い笑みを浮かべた男は、リザを視姦しながら考える。
「……軍の重要秘密を聞き出すには、どうすればいいか?」
「…………」
「薬や、拷問は効きそうにないな。そうなるとやはり…」
リザの身体を抱き寄せ、再び口を奪った。 開きかけた口に舌を侵入させ、中を掻き回す。
その気持ち悪さに、男の舌を噛み切りたい衝動にかられた。
唇から離れると、リザの耳元で囁いた。
「身体に聞くしかないよなぁ? 中尉ちゃん…」
男の息遣いが伝わり気持ち悪さが、倍増する。
スプリングの効かないベットに、押し倒され男に覆いかぶされる。
心地悪さにリザは、顔をしかめた。
「そんな顔は、いつまで続くかな?」
アトガキ
なんか、うちのサイトのリザちゃんって、大佐以外の男性に強姦(字合ってます?)されそうになってますね。
まぁ、これも愛故って事で目を瞑ってやってください(無理ですか…)
今回は、ハボックキレてますね。 しかも、上官を殴ってますよ(汗) BGMは…“静かな夜に”? ジャンル違ってても、気にしません(しろよ、私)
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