はい。サイト半年記念で、フリー小説を配布しようと無謀な事を考えている管理人です(汗)
まぁ、こんな駄文でよろしかったら、もらってやってください。
「……遅いわね」
チラリと時計を見て、リザはぽつりと呟いた。
純白のドレスに身を包み、ヴェールで覆う。誰がどう見ても花嫁衣装なわけで…。
今日はリザの結婚式だ。相手は上官であり恋人であるロイ・マスタングだ。
こんな記念日にも、彼は遅刻…。昨日、口煩く言ったのにだ。
最初は、遅刻してきた事を怒るつもりだった。 だが、あまりにも遅すぎる。次第に膨張していく不安…
ロイに何かあったのだろうか? 彼に限っては…
そんな時だ。
教会の重い扉がゆっくり開かれた。 パッと笑顔になり、振り向いたリザ。だが、ロイの姿を目にして、リザの表情は一瞬にして凍り付いた。
「た…大佐っ!?」
なりふり構わず走るリザ。ドアに寄り掛かり、肩、腹部が血で滲んでいた。 軍服の正装…青いそれでも、はっきり見える程だ。
崩れ落ちるロイの身体をリザは受け止めた。純白のウエディングドレスは、ロイの血を吸い取るように、赤く染まる。
「リザ…血が、付くから」
「そんな事、構いませんっ…一体、誰が…?」
「女に抱かれながら死ぬか? ロイ・マスタング」
「「…………!?」」
「残念だったなぁ…せっかくの記念日を、命日になっちまってよぉ」
銃を向ける男に、リザも素早く銃を抜いて、男に向けた。
「リザ…?」
「この人を死なすわけにはいかないのよっ!!」
「やめろ…私のせいでこれ以上、手を汚すな…」
「…………」
リザは無言のまま、引き金を引いた。 ゆっくりと引かれたそれは、銃弾を発射して男の額に当たった。
バタリ…と倒れた音が響き、床は男の血によって真っ赤に染まる。どす黒い血によって…
「……大佐」
「…………」
「大佐?」
「…………」
何度呼び掛けても、ロイはリザの問いに返事を返す事はなかった。 意識を失ってもなお、ロイの身体からは血が流れ続けた。
アトガキ
ちゃっかり連載ものになってますよ(滝汗)
前、中、後の三部作でやっていこうかと…。
6月中に終わることを願います(こら;)
Comment
Trackback