Everlasting Love 6

はい、久々のLoveシリーズの更新になります。
とりあえず、本編へどうぞ(笑)



司令部に戻った後の、ロイの仕事のスピードは口では言い表せない程速かった。

今まで遅れがちだった書類の決裁も、神業の如く終わらせたのだ。
普通の人間ならば、確実に2、3日は掛かると思われるそれを、定時までの数時間でやってのけたのだから、すでに人間ではない…。

「それじゃあ、私は上がる」

「はぁ…」

きっちりと定時に上がるロイ。それを見送りながらも、何処か呆れている部下達。
コートを引っ掛けて、足早に執務室から退散した。

現在の時刻は5時。約束の時間まで、約2時間あるが…。

「そうだ。プレゼントを買わなくてはな」

思い立って向かった先は、いつもごひいきにしている、花屋だった。

「おや、今日はデートかい?」

「そうなんだよ。取って置きのを包んでくれるかい」

「はいよ。今回の相手は本命か?」

「……っ、良くわかりましたね」

苦笑するロイに対し、花屋の女主人は、不敵な笑みを浮かべ、額に指を当てた。

「女の勘ってやつさ」

「ははは。それは怖い」

「あんたにも本命が出来て良かったよ」

豪快に笑う女主人にたいしてロイは、苦笑するだけだった。
確かに今までの女性関係を振り返ると、ありえないまで…いや、凄まじいものだった。
気分によって変える女性達。レストランの日替わりランチのような扱いだったな…と振り返る。

「初めてのデートなら、シンプルなのにしておくよ」

「可愛い花だね」

「この花の花言葉わかるかい?」

不敵な笑みを浮かべる女主人に、相変わらずロイは苦笑するだけだった。

「愛しい人って意味だろう?」

「知ってたのかい? 男どもに聞くと、素っ頓狂な答えが返ってくるのに」

「ははは、錬金術の調べ物ついでにね」

「仕事とプライベートを一色たんにするなんてねぇ」

「女性を口説く為のテクニックも、日夜欠かさず考えているんだよ」

「そのテクニックで、その娘も落とすのかい?」

「それが、一筋縄じゃいかなくて」

「まぁ、あんたのような色男には良い薬になるわ」

二人で笑い合い、勘定を払おうと懐に手を入れたロイ。 だが、それを制止する。

「初デートなんだろう? 今日はいいから、さっさとおしゃれしに帰りな」

一見、良いアドバイスをしているように見えるが、ロイのような、容姿端麗な男が店の前にいては、商売にならないのだ。

店の看板にはなるのだが…。



自宅に着いたロイは、シャツを取り替えて、再びコートに袖を通した。
ワックス(あるのか?)を取り出し、前髪を書き上げた。

「こんなものかな?」

鏡の前でポーズをとってみる。気合いを入れて、いざ出陣っ!!






アトガキ
本文の中にもありましたが、アメストリスにワックスは存在するのか?という疑問がありました。
まぁ、そこら辺はスルーの方向で(笑顔)

最後の“いざ出陣”は、管理人の趣味ですので、気にしないでくださいませ。(どんな趣味だ…)

最近、戦国武将とかに興味がありまして…って、どうでもよい事ですね。
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